細江:もともと、不合理なルールに従わなければならないのか、という素朴な問題意識があって、国民一般に適用される法律の立案ではなく、個別の紛争や裁判で、その事案ごとに柔軟な解決ができる仕事をしたいと考えてきました。 そのため今後も、個別の言い分などを戦わせ、その上でより個人の自由を実現していきたいです。 その未来を実現するために、まずは1つ1つの事件に真摯に取り組んでいく。そうして裁判を行っていくことで、世間に、社会の考え方に、少しでも影響を与えられたらと思いますね。
細江:弁護士の仕事の中でも責任の重い仕事って色々とあるんですが、その中でも離婚問題は、「人の生活に直結するような仕事」だったからです。 離婚問題の場合、例えば、暴力を受けている、生活費をもらえないなど、すごく明日の生活に関わってくることが多いんです。 そんな重大な問題にも関わらず、事実上の立場の強弱などで、法律的な手段をとらないとどうしようもならないケースが多々あります。 そこに自分が関わることで立場が弱い方の力になれれば、と思い、離婚問題に力を入れています。
細江:「離婚条件を決める際、裁判所の基準をもとに考える」ということですね。 その基準から乖離した過大な条件は、要求しても認められない場合が多いですし、逆に低すぎる場合には、その基準まではもちろん保障されるべきですので相手を説得しなければなりません。 そのため、裁判所の基準を絶対にはずさずに交渉をとおしていく、ということが鉄則かと思います。 裁判までいってしまう問題というのは、既に話し合いで解決できるような状況ではありません。だからこそ、両者のお気持ちも汲みつつも、冷静に客観的判断を持って見極めていくことが大切ですね。
細江:普段の生活の中で、多かれ少なかれ上下関係ってあると思うんですよ。 弱い立場の人は、仮にそれが正しいことであっても言えない場合があります。そのようなことが日常生活にはよくあると思いますが、その問題が明日の生活に関わることになると、黙ってガマンをし続ける、という訳にもいかなくなってくるかと思います。 しかし立場が弱くても、法律上請求できることであれば、裁判を行えばきちんと請求できるんです。そのような時に、弱い立場にある人でも平等に戦えるように力になりたい、と考えていたため、弁護士を目指しました。
細江:弁護士という仕事は、1件1件、責任が重い事件が多いです。だからこそ、とてもやりがいのある仕事だな、と思いますね。人の人生を幸せなものにすることもできますが、誤ってしまうと狂わせてしまうほど、その責任は重大です。そこにやりがいを感じるので、責任の重い仕事をどんどん任せて頂けるという点は、弁護士になって良かったな、と感じます。 そして、それだけ責任が大きい分、最後に依頼者様に感謝して頂いたときにはすごく嬉しいです。
細江:離婚問題は、養育費や慰謝料を始め、色々と決めるべき条件があります。 離婚後も当事者それぞれが新しい人生を歩んでいく上で非常に大切なことですので、一時の感情で投げやりになったりしないで、一度専門家にご相談してみて下さい。 いつでもお待ちしております。