金崎:私どもの事務所では、専門分野以外の業務を行うことを禁止しています。例えば、離婚でお悩みのお客様がいらっしゃった場合、このお客様にとって、①365日離婚を専門にやっている弁護士、②離婚・刑事事件・債権回収等、なんでもやる弁護士、どちらが求められる弁護士だろうと考えた時に、①だと思うのです。お客様は、問題を解決してくれて、自身の望む未来をかなえてくれる、その問題のスペシャリストを探しているのです。当事務所では、個人のお客様、法人のお客様に対し、様々なサービスを提供しておりますが、その分野のスペシャリストがそろっています。
金崎:現在展開している支部単位でみてみますと、まだまだ体制強化が必要な支部もあります。今後は、より専門性に富んだ人材が複数人在籍するような組織づくりをしていきたいと考えております。また、全国にバランスよく支部を出すことで、「ALGに頼めば大丈夫だ」というブランドの構築を図り、お悩みを抱えていらっしゃるお客様のよきパートナー事務所としての立ち位置を築いていきたいと考えております。
金崎:いい意味で、医師のアドバイスを全部鵜呑みにしない、ということです。医療関連の問題解決において、医学論争は避けて通れません。そこで、医師から意見を頂戴することも多々あるのですが、決して鵜呑みにせず、自分なりの見解を持つ、ということがとても重要になってきます。医療関連に携わる弁護士は、医学にも精通している必要があります。医学文献をよく読んで、法的ではなく、医学的に立証できるようにすることが大切です。私は、順天堂大学で医学博士を取得しました。そこまでやるのは、医療関連の問題でお悩みのお客様のお力になりたい、との思いが根底にあります。それと、医療関連の問題解決スペシャリストとして、常に知識を見つけるということは、しごく当然なことだと考えています。医学にまつわる知識無くして、医療関連の問題解決はできない、と断言できます。また、我々弁護士は、ついつい思考が法的になってしまいがちですが、医療従事者がどうゆう思考をするのかを考える、という考え方を持つことも重要なポイントです。
金崎:お客様のお話を、しっかりときくことです。話半ばで、こちらから結論付けてしまうといったことは、あってはなりません。例えば、医療関連の問題ですと、お金が欲しいのだろうと早合点していたら、実は真相が知りたいだけだった、ということがあります。これも、お客様が求めているものをしっかりと把握していれば、無駄に裁判をしなくても済み、お客様の負担も減ります。お客様が真に求めているものを把握せずに、ことを進めてしまうことのないよう、お客様のお話を徹底して聞かせて頂くということは大切にしています。また、仕事に対する姿勢にも気を使っています。経験年数だけがあって、中身が伴わない、という結果にならぬよう、1つ1つの問題の解決に向けて、適当にやらないようにしています。骨の折れるようなどんなに小さなことも、全力で行っています。この蓄積が、5年後、10年後、弁護士の器として、大きな差をうむと考えています。
金崎:まずは、運動不足解消のために、40歳ころにボクシングを始めて、7~8年続けました。高校時代に少しやっていたので、敷居が低く、入りやすかったというのがあります。最初は、運動不足解消が目的だったのですが、やっているうちに盛り上がって欲が出てきて、おやじファイトという試合に出場したんです(笑)当時は50歳でした。私は初参戦、対戦相手は53歳のかたで7戦目。初参戦としては、なかなかのお相手ですよね。結果、判定勝ちできたのでよかったですが。転機が訪れたのは、2試合目に参戦した時です。スタミナ不足で判定負けしてしまって。そこで、ボクシングを続ける上での体力的な限界を感じました。そこから、武道へ転向しました。様々思考した結果、空道に着手して、現在は、打撃系を一通り習い終えて、これから投げ技を覚えるところです。試合ができる状態になるまでには、まだ練習が必要ですが、頑張っています。かなり本格的に取り組んでいるのですが、一回骨折しちゃいました(笑)
金崎:一生の大事な問題をあずけることになります。弁護士に相談を依頼する際は、複数人を比較して、よく選んでください。ご自身のお悩みを解決するに足る知識・経験があるのかも重要ですが、人間性も非常に重要になってくると思います。あなたが一生懸命戦っているのに、手を抜かれていたら嫌ですよね。たくさんの方に相談して、総合的に判断をして、選ぶことをオススメいたします。