川村: 「弁護士は社会生活上の医師であるべき」という理念に則って、「町の弁護士」(いわゆるマチベン)として、気軽に相談できる事務所を目指しています。相談室も事務的な感じではなく、くつろいで頂けるような温かい雰囲気を大切にしています。個人の方が巻き込まれやすい日常の身近な事件に広く対応していますが、とりわけ、離婚事件や親子の問題など家族内の事件(家事事件)を得意としています。家事事件は、単に法律の問題のみでなく、心の問題をケアする必要があることが多いのです。当事務所は、信頼できる専門家と連携していますので、相談者の心の悩みが大きくて、弁護士としての法的助言だけでは足りないと思ったときには、心理カウンセラーや、家族問題に詳しい精神科医をご紹介させて頂いております。法律問題のみでなく、ご相談者の人生のお悩みをトータルで解決できるようにとの思いからこのような体制を整えています。
川村:やっていくうちに自然に、ですね。そんな中でも理由を挙げるなら、離婚問題が、「女性が女性に相談したい」問題であるということと、多くの離婚問題のご相談を受けるうちに、DV(ドメスティック・バイオレンス)に精通した弁護士の必要性を感じた、ということですね。DVの問題を扱うには、法律以外の精神医学や心理学等の知識も必要になってきます。DV加害者が児童虐待の被害者だったり、自分の父親がやはりDVの加害者だったりするなどの世代間連鎖の問題を知るようになり、とても奥が深いなぁと感じ、力を入れるきっかけになりました。当事務所は、離婚問題のみでなく、家庭内の問題全般について力を入れております。子どもや家族内の事件を、法律的な視点のみでなく、福祉的な支援や医療に繋ぐか否かなど、トータルにコーディネートできる弁護士を目指しています。
川村:仕事漬けで不健康な生活をしているので、何か運動を、と思い、皇居の周りをランニングしています。毎日?まさか!(笑)目標は1週間に1回ですけど、実際は月1~2回くらいですね(笑)。あとは、バレエ鑑賞が趣味です。昔は自分も踊っていたんですけど、今は観る専門ですね。日頃、現実社会のドロドロした部分を見てばかりなので、仕事から離れて、夢の世界に浸ることで心が癒されます。
川村:依頼者の方に、「ありがとうございました。先生にお願いして良かった」と言って頂いたときが何よりですね。それ以外にも、個々の事件を通じて、社会を少しでもよくすることに貢献できたときは嬉しいです。例えば、法律を変える、行政を動かす、あとは自分が事件で出会った子どもたちに、人を信頼する気持ちや生きる希望を取り戻してもらえたなど、心に変化があった、と思えるようなときですね。自分ができることは小さいですが、末端の歯車でも、自分の仕事を通じて社会を変えていくことに努めている中で、「ちょっとは社会が良くなったかな?」とたまに思えることが嬉しいです。今後も、不合理な面や社会的弱者を守るための制度づくりに少しでも貢献できたら、と考えています。
川村: ”弁護士”というと、特殊な人や職業、というイメージをお持ちの方が多くいらっしゃるかと思いますが、弁護士も一人の人間ですし、事件の進め方のスタイルも違うので、相性が合う・合わないということがあるかと思います。まずは一度ご来所頂き、私の法的な説明や示す解決方法に納得して頂けるようであれば、ご依頼頂けたらと思います。とりわけ、家事事件は人生の大きな選択に関わることです。私は弁護士として、法的な視点で助言することは出来ますが、最終的にはご自身の判断が一番大切です。簡単に結論はでないかもしれません。ですが、私は、それぞれの方が最善の選択をしたと思えるように、その選択のお手伝いをさせて頂きたいと考えておりますので、是非一度ご相談にいらして下さい。
ゆり綜合法律事務所
川村 百合 (かわむら ゆり)
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